Vintage、スクランブル、ネクステ、アップグレード比較!難易度/レベル、どっちがおすすめ?
大学受験英語の参考書として定番となったヴィンテージ,スクランブル,ネクステージ(以下、ネクステ),アップグレード。
Amazonの評価はそれぞれ以下の通りです。
ヴィンテージ:星4.3
スクランブル:星4.2
ネクステ:星4.4
アップグレード:星4.3
いずれも星4.0以上であり、高評価を獲得しています。
どれも英文法の問題集であり、幅広く問題が解けるという点について違いはありません。
本記事では、それぞれのレベルの比較をしていきます。
ネクステとスクランブルはどっちが難しい?
まずは、ネクステとスクランブルの比較について見ていきましょう。
少しだけスクランブルが難しい
Amazonでは下記のように評価されています。
最近の入試用の問題集では「全解説頻出英文法・語法問題1000」が、一番難しいと思う。ネクステ、アップグレード、スクランブルとかは、それよりは標準的である。難しくて詳しい問題集が良いわけでは無い。自分の力に合った問題集が一番効率が良く、それをマスターした段階で次に進めば良い。
ネクステとスクランブルは構成も似ているため,基本的には同じレベルととらえている意見があります。
個人的にはスクランブルの方が少し難しい印象を受けますが、書店で両方を眺めてみて、自分に合いそうな方を選ぶというのが良さそうですね。
スクランブルのほうが良いという意見もある
学校で配られる文法参考書として定番のこのネクストステージ。
何も知らない純粋な高校生はこの参考書から文法を学ぼうとし、英文法は非常に難しいものだと勘違いを起こす。
何がダメかというと解説が絶望的に分かりにくい。
そしてレイアウトも見にくく、一体どこが大事なのか分からないのである。(中略)
先にも書いたが、この参考書を使うならスクランブル等の方が断然良い。
スクランブルについては、以下のようなレビューもあります。
文法部分に関しては問題のレベル、解説、まとめの充実度とどれも桐原書店のネクステージと変わりません。
解説が若干親切な程度です。
ネクステとスクランブルでは、スクランブルのほうが解説がわかりやすいという意見があるようです。
解説が詳しい方を選びたいという事であれば、スクランブルの方がおすすめといえるでしょう。
ヴィンテージとスクランブルはどっちが難しい?
次に、ヴィンテージとスクランブルの比較を見てみましょう。
ヴィンテージのレビュー
かなり解説もしっかりしていてわかりやすかったです
改善点を強いて挙げるならば単元別となっているのでどういう文法を使うかが分かってしまうため、使い分けが出来ないと思いました。なので最後に総合問題とかあればより良いと思います。
ヴィンテージは解説がしっかりしているようですね。
スクランブルのレビュー
問題集として見やすく、構成はシンプルで、解説もしっかりしている。
見開き1ページで問題と解説が完結するというシンプルさでありながら、解説の質は高い。
ポイントがしっかり抑えられていて、わかりやすかった。
3thから進化しており、色も3色になり見やすかった。
やはり解説の質の高さは評価されています。
加えて、構成やわかりやすさ、色遣いなども評価が高いです。
ヴィンテージとスクランブルの比較
このように見てみると、両方とも解説のクオリティは高いという評価を得ていますので、学習面ではどちらを選んでも良さそうです。
デザインや構成では、スクランブルのほうが高評価を得ていました。
総合的な勉強のしやすさという点では、スクランブルに軍配が上がりそうです。
難易度だけで見ればどちらも、やや標準よりも難しいです。
ネクステとアップグレードはどっちが難しい?
続いて、ネクステとアップグレードの比較を見ていきましょう。
アップグレードのほうが解説が充実している
自分はアップグレードという文法の問題集(分厚い方はネクステと同じ感じで左に問題右に解説がある)を使っていて物足りないと感じたのでこれを購入しました。まずアップグレードと比べた感想としては、ネクステは解説はあるが、簡潔すぎると思いました。例えばアップグレードはその問題に出てきた熟語などの意味に関しても解説が載っていますし、語呂覚えなども載っていたりします。しかし、ネクステには全くそのようなものはありません。なのでわからない熟語が出てくるといちいち調べる必要が出てきてとてもめんどくさいです。
アップグレードのほうが解説が充実しているという意見があります。
問題の難易度についても、比較的易しいものが揃っています。
ネクステを進めていくには、ある程度の基礎力が必要かもしれませんね。
問題数はネクステのほうが多い
以下はネクステに関するレビューです。
問題の量ですが、1474問あります。それに加えてアクセントや、発音などもあるのでまあまあの問題量です。アクセント発音にはCDも付いているので便利だと思います。アップグレードは1261問あります。なのでネクステは仕上げとして使用するのがやはりベストだと思います。
アップグレードと比べると、ネクステのほうが200問程度多いようです。
より多くの知識を得ようとした場合、ネクステのほうが良いということになります。
簡潔な解説が良い人にはネクステのほうが良い
文法、語法、イディオム、会話、単語、発音アクセントと幅広くカバーしているネクステ。
アップグレードと兼用しているので比較してみたところ、ネクステは解説が不十分、足りないかな?と感じるものが多々あります。ですがその分暗記が得意な自分には覚えやすくて良かったです。
長い解説よりも、何を覚えればよいのかが簡潔に書かれているネクステのほうが良いという意見もあります。
多くの知識を一気に暗記しようと思った場合はネクステを使うのが良いでしょう。
ネクステ、ヴィンテージ、スクランブル、アップグレードレベルまとめ
ここまで、ネクステ、ヴィンテージ、スクランブル、アップグレードをそれぞれ比較してきました。
どの参考書もそれぞれ特徴があり、レビューを通してどんな人に何が向いているのかがわかります。
最後に、これまでの比較をまとめてみます。
解説の充実度ではスクランブルが多くの高評価を得ている
参考書で最も重要なのは、やはり解説の充実度でしょう。
その点では、多くの高評価を得ていたスクランブルが最も解説が充実しているといえます。
一方で、ネクステは解説はかなり簡潔に書かれており、解説の充実度という点では物足りないという意見が多かったです。
以上の2つの参考書の中間にヴィンテージやアップグレードがあると考えると良いかと思います。
総仕上げに使うならネクステがおすすめ
解説の充実度という点では他の参考書に及ばないネクステですが、問題数の多さと、解説の簡潔さから、受験前の総仕上げとして使うには効果的です。
それまで覚えてきた知識を一気に素早く確認するためや、抜けている知識を補うためにはとても役に立つ参考書と言えます。
このように見ていくと、どの参考書も一長一短があることがわかります。
どれも多くの書店で取り扱っている参考書ですから、ぱらぱらと眺めてみて、自分のレベルや感覚に合いそうなものを選んでやってみると良いでしょう。
難易度はこんな感じ
Vintage=スクランブル>NextStage>アップグレード
大体の並びとしては、こういった形になっています。
Vintageやスクランブルの方が、アップグレードよりも難易度は高いです。
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