模試がどんどん下がる、偏差値や点数が落ちた。。勉強したのに急に下がる理由とは

私は受験生の夏前まで偏差値40程度でしたが、そこから逆転して現役で上智大学やMARCHに合格したものです!

受験生の皆さんの多くが、秋頃になると、「模試の成績が下がった。」「思うように判定が上がらない。」「勉強しているのに偏差値が下がるばかり…。」などの悩みを抱いていると思います。

この記事では模試の成績が下がってしまう原因や対処方法を紹介します。

自分の成績が下がる原因を突き止めて、早めに対処しましょう。

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模試の成績が下がる原因1:周りの受験生のレベルが上がっている

夏前までの模試では、比較的良い成績が取れていた受験生でも、夏休みを終えた後の模試で成績が思わしくなくなるということがよくあります。

これは、周りのレベルが上がってきていることが要因の一つです。

相対的な指標である偏差値が下がった受験生に多く当てはまる要因になります。

 

春〜夏にかけての模試では、まだまだ受験に本腰を入れていない受験生や、一般入試を受験するか決めていない受験生も同じ模試を受験しています。

この段階では、元から学校の成績の良い学生などは、普段のテスト勉強の延長となるため、 偏差値も高く出るでしょう。

しかし夏休みを終えると、その間に受験のための勉強を本格的に行い始めた受験生が追い上げてきます。

実際の点数が大きく変化していなくても、自分より高得点を取る受験生も多くなりますので、どうしても順位や偏差値は下がります。

またこの時期には推薦入試で受験することを決めた受験生などが、模試の受験をやめることも多くなりますので、全体のレベルが高くなっているのです。

 

自分の実力が落ちて模試の成績が下がったというよりは、他の受験生のレベルが上がったことが成績下降の要因の一つと言えます。

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模試の成績が下がる原因2:試験問題のレベルが上がっている

これは学校のテストはできるのに、模試になると成績が振るわないという生徒に多いですが、受験生になった当初の模試とは問題のレベルが変わっています。

最初の頃の模試では現役生の授業進度も考慮されており、出題範囲が狭い模試も多いです。

 

しかし、受験の時期が近づくにつれて、本番と同程度の難易度となり、範囲も高校の学習範囲全てになります。

そのため、応用力が付いていない受験生や、日本史、世界史などで全範囲の学習が済んでいない場合、回答できない問題が増えているはずです。

 

この原因は、偏差値のみでなく「点数が落ちた」という人に当てはまりやすいでしょう。

学校のテストとは違い、受験は出題範囲が膨大です。

ここで定期試験対策の勉強から、受験勉強に切り替えることで成績がどんどん下がるという現象を回避しましょう。

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模試の成績が下がる原因3:苦手分野が顕著である

誰にでも苦手分野や苦手な教科はあるものですが、それが他の教科に比べて大きく成績が低い場合は注意が必要です。

特に選択の余地がない必須科目が苦手科目である場合は、早急に対処しましょう。

 

ある程度は得意科目でカバーできますが、大学によっては傾斜配点などで特定の科目に重きを置いている場合があります。

また共通試験でも国語、英語など100点満点ではなく、200点満点のものもあります。

配点の高い科目に苦手があると、その1科目のために総合的な成績が下がってしまいます。

 

どうしても得意科目ばかり勉強してしまいがちですが、自分の受験したい大学の配点を一度見直しておくべきです。

この要因は、科目間の勉強の力の入れ方に差がある人に多い要因です。

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模試の成績が下がることへの対処方法

まずは本番のレベルを知ることが重要です。

自分の目指す大学の赤本を一度確認して、どのレベルの知識が要求されているかを把握しましょう。

そして基礎が安定していない人は、基礎力を徹底してください。

基礎があやふやな状態で、応用問題に手を出してしまうと、分からない問題ばかりで時間を無駄に消費してしまいますし、自信もなくなり逆効果です。

自分がどのレベルまで出来ているのかを理解しましょう。

既に基礎が固まっている人は、参考書のレベルを一段階上げるといいです。

過去問を題材にした参考書を選び、本番レベルの問題に触れることで試験問題のクセも分かってきます。

また何度も同じような問題が出てくることにも気づくと思います。

分からなかった問題は人に説明できるくらいになるまで、やり直しをしてください。

 

そして苦手教科や分野に使う勉強時間も見直してみましょう。

得意な教科は既にある程度の成績が取れている受験生などは、一旦、苦手教科の克服に時間を割いてください。

元から偏差値60のものを70に引き上げるより、40を50にする方が簡単です。

特に苦手科目が暗記科目の人は、時間をかければ必ず成績が上がりますので、嫌がらずに勉強時間を増やしてください。

 

最後に一番重要なのが、焦りすぎないことです。

模試の成績がどんどん下がり、周りのレベルが上がってくると、一気に不安になると思います。

この時に、たくさんの参考書に手を出してしまいがちですが、評判の良い参考書などを信じて一冊を完璧にすることを目指しましょう。

 

正しい勉強方法を行なっていれば、必ず成績は上がりますので、本番が迫ってきても必要以上に焦らず、勉強に取り組んでください。