金沢大学の英語の対策法!難易度は難しい?英作文の参考書はこれ
私は高校生相手に受験指導を20年以上しているものです。
長年入試問題を見ていると時々『この大学おもしろいなぁ』と思うことがあります。
今回はちょっとユニークな形式の問題を出す金沢大学二次試験の英語の問題についてお話していきます。
金沢大学の英語の傾向
問題が設問まで英語
金沢大学の二次試験の英語は本文から設問に至るまで、すべて英語によって書かれています。
ですが設問のパターンはかなり固定化されていますので、過去問演習で慣れておけば設問文を読む時間を短縮することができます。
頻出のパターンにたくさん触れておけば、心理的にも安心して問題にドメルでしょう。
必ず過去問集などを使って事前に確認しておきましょう。
英作文が重要
実は設問まで全て英語という形式の入試問題は、そこまで珍しいわけではありません。
金沢大学の二次試験がユニークなところは、一部の選択式の問題を除き、すべて英語で書く必要があるというところにあります。
英文を書く力を日ごろから鍛えておかないと、そもそも回答が書けないという事になりかねません。
「英作文ハイパートレーニング」などで、英作文の基本を固めておきましょう。
金沢大学の英語の難易度、レベル
大問3問構成で、大問1・大問2が700語程度の長文読解となり、大問3は自由英作文となっています。
長文読解はそれぞれ、小問1は『英語で答えよ』、小問2は『記号問題』、小問3は『英作文』となっていて、ここでも英作文の力が問われます。
長文読解の難易度はそれほど高くなく、共通テストで7割程度取れる力があればそこまで難しいと感じることはないのではないでしょうか。
しかし、解答形式の大部分は英作文の力を問うものとなっています。
そのため、読解力が高くても作文力が伴わなければ上位国立大学クラスの難易度となるでしょう。
金沢大学の英語の対策法
長文読解の難易度はそこまで高くないので、共通テストが終わるまでは共通テスト対策をしておけば問題ないでしょう。
それよりも英作文の練習に重点を置いた学習が非常に大切です。
共通テストが終わるまでは長文読解8に対して英作文2の割合で学習し、その後二次試験までは長文読解2に対して英作文8の割合で学習するとよいでしょう。
早い時期から「英文を書く」ことに慣れておかないと、得点を稼ぎづらい形式です。
金沢大学の英語におすすめの参考書
基本事項は『英文法レベル別問題集』がお勧めです。
レベル1からレベル6まであり、大学の難易度的には5までと言ったところですが、採用されている問題文の質が良いので、レベル6までやっておきましょう。
英作文はベースに文法力が必要となるのでまず文法を鍛えておくのがお勧めです。
その後は『英作文基本300選』などがよいでしょう。
長文読解に関しては、文法と同じ先生でそろえて『英語長文レベル別問題集』をお勧めしておきます。
こちらもレベル6までありますが、レベル5までで十分でしょう。
あとは初見で本番に挑むと相当苦戦が予測されますので、赤本などをやっておくと良いでしょう
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