【システム英熟語】レベルと使い方!中身を試し読みすべし!使いにくい?音声のダウンロード方法も
高校生から支持を集める、駿台文庫の「システム英熟語」。
Amazonでは星4つ以上と、高い評価を集めている参考書です。
本記事では、システム英熟語の使い方や特徴についてご紹介します。
システム英熟語とは?
公式サイトでは、下記のように紹介されています。
イディオム知識を意味的ネットワークとして体系化。
前置詞・副詞のコア・イメージを理解すれば、<無意味な丸暗記をしない>で最頻出の句動詞・英熟語1500をあっという間に覚えることができます。
次々と熟語を頭に入れるというより、「なぜそういった意味になるのか?」を理解しながら覚えていく仕組みですね。
熟語単体で暗記するよりも、熟語の意味をイメージから理解し、使われ方も含めて頭に入れたい方におすすめの参考書です。
システム英熟語のレベル、カバー範囲は
最重要熟語500、重要熟語720、難熟語240から構成されている本書。
著者の霜康司先生が所属するPRODIGY研究所公式サイトによると、下記のデータが本書に活用されています。
・大学入試問題延べ10,000回分(25年分)
・各種民間試験の入手可能な全ての過去問題・公式問題集などの公開資料
・各種CEFRのWord List
・全国の国公立・私立高校入試問題(10年分)
・最新版高等学校検定教科書8種
・最新版中等学校検定教科書6種
・新聞・雑誌・書籍・シナリオ・ドラマ脚本など約4億語のデータベース
高校基礎の熟語はもちろん、早慶や東大・京大で出題されうるレベルの熟語までカバーしている参考書だといえます。
模試や授業対策に取り組む高校1年生から、最難関大を目指す受験生まで満足して使うことができますね。
システム英熟語の使い方、覚え方のコツ
Amazonの口コミでは、実際に使った方がこのようにレビューしています。
熟語の意味が大体のニュアンスで固まっていて1周目が凄い覚えやすかったです。例えば「出現する」というニュアンスでまとまっていたりします。
ニュアンスでまとまっていると、そのニュアンスから意味を推測出来るんですよ。なので1周目が覚えやすかったです。
一つの単語から派生的に関連熟語を解説するスタイル。ある程度、基礎が固まっている人に向いている。はまれば、結構力がつくでしょう。
関連した熟語がまとまって掲載されているのが、システム英熟語の強み。
さらに、公式サイトでは「システム英単語」との併用が薦められています。
①「システム英単語」等の英単語帳で基礎的な単語を覚える
②「システム英熟語」で基礎的な熟語を覚える
③②で覚えた熟語と同じ動詞や前置詞が使われている熟語を、まとめて理解する
④赤シートを使って、熟語を覚えられているかチェックする。
覚えられるまで何周もチェック。
このように、ある程度基礎を固めたうえで、インプットとアウトプットを繰り返して知識を定着させましょう。
1周目はスピーディーに暗記するよりも、イラストや図式、例文をじっくり読み込み、熟語の本質的な意味を確認することがおすすめです。
また同義語を1つのグループとして覚えることで、システム英熟語の強みを発揮することができます。
システム英熟語の音声ダウンロード方法
システム英熟語は、インターネットでダウンロードできる音声(無料)と合わせて使うことが可能です。
無料の音声ダウンロードを利用するには、「駿台文庫ダウンロードシステム」というウェブサイトを開いてください。
ウェブサイトに飛ぶと、認証コードを入力するボックスがあります。
システム英熟語の書籍に記載されている認証コードをボックスに入力すると、音声ファイルをダウンロードすることができます。
音声も活用して、リスニング力やスピーキング力も鍛えましょう!
システム英熟語は使いにくい?中身の試し読みが必須!
Amazonには下記のようなレビューがございます。
ひとつの熟語につきひとつ例文があるわけではないので注意。あとミニマルフレーズではない。でも説明は詳しくわかりやすかったです。
レイアウトは少し独特なため好みは分かれますね。実物をざっとみて、これだとピンときたひとにお薦めです。
基本動詞や接続詞、副詞の説明はわかりやすいですが、反復にはむきません。サマリーを載せておいてくれればその部分だけを何度も読み返せるのですが。
注意すべきなのは、システム英熟語は丸暗記に特化した英熟語帳ではないこと。
そのため、他の英熟語帳に比べて説明の部分が多い点で、好みが人によって分かれると考えられます。
英熟語ターゲットや解体英熟語との比較
Yahoo知恵袋では、下記のような質問がございました。
Q:おすすめの英熟語帳、教えてください!
A:目指すレベルによりますが、難関大を目指すなら解体英熟語、少し難しめならシステム英熟語、普通でいいなら英熟語ターゲット1000でいいと思います。
「英熟語ターゲット1000」に収録されている熟語数は1000。
最新の入試傾向に基づき、入試で頻出する熟語が厳選されています。
一方システム英熟語は、収録されている熟語数が約1500とより多いです。
基礎固めを中心とするなら英熟語ターゲット1000、難関大にも対応できる熟語を身につけたいならシステム英熟語がおすすめです。
シンプルな構成でサッと暗記できる英熟語ターゲット1000と、詳しいイメージから意味を理解できるシステム英熟語を併用するのもありですね。
「解体英熟語」は、主要難関大学の試験とセンター試験(現在の共通テスト)の傾向に基づいた熟語が収録されている、ハイレベルな参考書です。
例題集と解説に加えて別冊問題集も含まれており、システム英熟語よりボリュームも多め。
システム英熟語で物足りなさを感じたら、解体英熟語にレベルアップしてみると良いでしょう。
レイアウトもレベルも各英熟語帳で異なるので、中身を試し読みして、自分に合うと感じるものを使いましょう!
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