大学受験は何校受ける?私立大学はいくつ受ける?平均の滑り止め受験回数は?

大学受験指導を行っている仕事柄、多くの生徒さん・保護者の方から質問されるのが、何校受けることができるの?何校受けるべきなの?です。この答えは実は難しくその生徒さん自身の考えやご家庭の事情といったものもあり最適解を導くのは容易ではありません。そして、意外に困る質問が、国公立も私立も受験回数は同じでしょという質問です。国公立と私立入試の違いからお話する必要がありますから時間もかかってきますし、国公立の話になるとセンターと共通テストの違いについても理解をいただくことがなかなか難しいとなります。

この記事では、受験の中でも大学受検にスポットをあて、「大学受検回数」というキーワードに着目し解説していきます。

(※推薦入試については、一部省略しています。)

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【大学受検】国公立大学と私立大学の受験の制度の違い

まずは、国公立大学と私立大学の受験制度の違いからみていきましょう。

二つの違いとしてよく挙げられる言葉に一つのキーワードがあります。

それは、「共通テスト」です。

 

共通テストとは?

「共通テスト」(以下、共テともいう。)とは、正式名称「大学入学共通テスト」と言い、旧センター試験と言われたりもします。

元々、国公立大学に入学するためには、共通一次(大学共通第一次学力試験)を受験し、その得点からいわゆる足切りを経て、各国公立大学の二次試験を受験しなければならない制度があり、それが旧センター試験(大学入試センター試験)に引き継がれ、今の共通テストに繋がっています。

では、その共通テストが今の大学入試にどのように関わってくるかというと、それは、旧来のように国公立大学入試だけではなく、私立大学入試にも積極的に利用されているということです。

その共通テストという制度を基に今の大学入試、国公立大学入試と私立大学入試のそれぞれの特徴をみていきましょう。

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国公立大学の入試とは?

国公立大学の入試の制度としては、実は昔からあまり大きな変化はありません。

共通テスト受験>その結果を基に願書提出>二次試験(前・後期)>合格発表

これが大まかな国公立大学受検の流れになります。

 

合否をわける採点基準は各大学各学部によって大きく異なりますし、共テの得点のみが合否基準の学部、共テの得点配分が大きい学部、逆に共テの得点配分が少ない学部というように自分の希望大学(学部)の合否基準をいかに手に入れるかが分かれ目になっています。

  • 前期 長野大学全学部 満点604点(二次試験は本人記載の資料のみ)
  • 後期 信州大学教育学部現代教育学科 満点900点(二次試験は面接のみ)

他にも同様の大学・学部はありますし、ともかく国公立!という場合は、共通テストをがんばって高得点を収めた場合、こういった大学・学部を狙うのもありかもしれませんね。

もちろん、共テの得点配分が少なく二次試験対策にかなりの時間をかける必要のある大学・学部もあります(共テの得点を考慮せず足切り大学もあり)。

(例)前期 京都大学総合人間学部(文系・理系) (共テ得点は第1段階選抜に利用)

 

これまでの項目から国公立大学入試をまとめると以下のようになります。

1 共通テストのみで合否判断(面接含む)

2 共通テストの得点+二次試験の得点で合否判断

3 共通テストの得点は足切り、二次試験の得点で合否判断

何にせよ、国公立大学の入試の場合は、共通テスト対策が必須といえます。

私立大学の入試とは?

私立大学入試の最も大きな特徴は、必ずしも共通テストを必要としないことです。

最近(旧センター試験後期)まで、私立大学の入試方式は次のようなものでした。

願書提出>入学試験(1回または複数回)>合格発表

 

しかしながら、旧センター試験も後期になるとようやく私立大学で試験結果を合否評価に組み込む大学が出てきました。今、私立大学における共通テストの利用率は、90%に上ります。つまり、私立大学でも共通テストの結果は非常に重要だということがわかりますし、共通テストを受験してからその大学・学部の入学試験を受験するわけですから、あまり国公立と差がないなと感じる場合もあります。

ただ、難関大学=今も昔も人気のある大学・学部の場合は、必ずしも共テを必要とはしていません。あくまで入学試験本番での結果をもとに合否を判断するようです。

(例)慶應義塾大学文学部(一般・2科目350点満点)

他にも私立大学の場合は、AO入試・奨学金入試と幅広な入試の方式があり、国公立のように1ないし2回のみというわけではなく、複数回受験できるメリットもあります。やはり、複数回受験可能な方が気持ちの余裕ができるかもしれませんね。

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私立専願なら何校うけるべきか

大手予備校の河合塾さんが提供している、「Kei-Net」を見てみましょう。

平均で3~4校となっています。

多い方で、7校以上が13%、複数校というくくりで言えば、実に90%近い方が受験しています。2校が14%、3~4校受験の比率が約40%ですので、概ね2~4校受験の方が半数以上を占める割合となっています。

なお、私自身は受験指導も行っていますが、生徒の皆さんから何校受ければいいの?と聞かれた場合は、自分がその大学で何をやりたいか・将来何の仕事に就きたいのかイメージして受験校を決めてくださいと必ず話しています。

単に大学生になりたいだけ、どこでもいい、将来はわからない、いろいろと反論もありますが、いつまでも大学に籍を置くことはできませんし、卒業後就職するにしても就職率が高い大学の方が有利に決まっています。ですので、様々な角度から大学を決め、それが複数校あるというのならば複数校受験するべきだと私は考えています。

 

しかし、先ほど述べたように私立大学の場合は、一つの大学で複数回受験のチャンスがある場合が多いです。

(例)東京工科大学メディア学部 計6回(AO入試・奨学金入試・一般AB入試・共テ利用入試前・後)

自分の行きたい大学を真剣に選び、もし、その大学で複数回受験のチャンスがあるようでしたら、一つの大学にしぼりチャレンジをするというのもありだと私は思っています。

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国公立大学の場合はいくつうける?

国公立大学の場合も私立と同じですと言いたくなりますが、国公立の場合は、何校受けれるか或いは何校も受けることができるのか、という問いへの解答とならざるを得ません。

国公立の場合、先ほど述べましたが、共テ>前期・後期の2回が基本となります。

かつては、前期・後期・A・B・C日程とあり、前期orA日程からいずれか、後期・B日程からいずれか、そしてC日程と3回受験することが可能でしたが、現在は、基本前期・後期の2回となっています。そして、後期の方が入学人数が少ない傾向もありますので、前後期で別の大学を受験する場合は、共通テスト後、勉強してきた受験勉強がバラバラにならないように受験科目から大学を選定する必要もあろうかと思います。

  • 前期科目:英語・国語・社会 後期科目:小論文⇒◎
  • 前期科目:英語・数学 後期科目:数学・理科選択・小論文⇒△

ですので、国公立の場合は、前後で分けるのか、分けないのか、分けるなら2校は受験できますが、その場合は受験科目の関連性・入学者数の多寡といった最低限の調査も必要だと思います。

なお、かなり大学数は限定されますが、前後期の他に中期試験を実施している大学・学部もありますので、参考までに一部を記載しておきます。

釧路公立大学 都留文科大学 岡山県立大学など26校

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その他

先ほど、私立大学ではAO入試など入試が多様化していることを述べましたが、実は他にも推薦入試という方法があります。よく指定校推薦(学校推薦)という名称を聞くかもしれませんが、もし、まだ高校入学したばかり、又は2年生であっても中間・期末だけはがんばってきたという方は、一度進路指導の際に指定校推薦が自校にあるのか尋ねてみてください。さらに実力テストも悪くない成績を収めている場合は、国公立大学への推薦もあり得ます。ただ、これらはあくまでも高校へ大学から推薦してくださいという依頼があって初めて成り立つものですから、すべての受験生にあてはまるわけではありません。よく調べることをおススメします。

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最後に

大学入試は、その後の人生を決定づけるものと言っても過言ではありません。就職、大学院進学にしても大学を出てからの自分の目標の実現に直結します。入ったはいいが大学院が無い、教員になりたいが教員免許取得コースがないなど受かりそうだから決めたではなく、受験する前に大学のことを最低限は必ず調べましょう!

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