有機化学演習の問題数と難易度!東大&京大レベル?使い方も!

Amazonレビューで☆4.3と高評価を得ている「有機化学演習」という参考書。

駿台出版で石川峻先生が手掛けるこの参考書にはどのような特徴があるのか、紹介します!

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駿台の有機化学演習の問題数は何問?

有機化学演習の問題数は例題56問、練習問題60問の計116問で構成されています。

これは、有機分野だけで116問は多いのでは?と思うかもしれませんが、例えば、重要問題集は約70問、エクセル化学には200問近く有機の問題が収録されていて、多くも少なくもない丁度良い量と言えます。

 

有機分野限定の参考書であるので網羅性に欠けるという弱点がありますが、裏を返せば有機分野が頻出の大学を志望している人にとっては範囲を絞って短期間で集中的に取り組めるという利点になります。

特に高3生は限られた時間で理科を完成させる必要があるので全分野網羅している参考書をやり切る時間がない人にとってはおすすめです。

では、そんな「有機化学演習」の難易度はどれくらいで、どのようなレベルの人におすすめなのでしょうか。

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駿台の有機化学演習のレベル、難易度はどれくらい?

まずは、実際にあったYahoo知恵袋の質問を紹介します。

Q,駿台の有機化学演習はセンターレベル(現在の共通テスト)以上ですか??

A, はい、センター以上です。例題は国公立や有名私大の二次試験問題から採用されています。センターでしか化学を使わないのであれば他の本の方がよいと思います(無理ではないですが負担が大きい)。二次試験でも必要なら有機化学演習はおすすめです。

 

Q,化学の重要問題集の有機の分野と駿台の有機化学演習の例題では、どちらの方が難しく、また、良問が多いでしょうか??

A, 重問は基礎~やや難・発展、有機化学演習の例題は標準~やや難。 良問は有機化学演習の例題。

 

このように、有機化学演習の難易度は標準~やや難の二次試験向けの参考書となっています。

初めての参考書としては難しい内容となっているので、ある程度基礎が固まった状態で、標準、応用問題にも手が出せる段階になってから取りかかるのが良いでしょう。

東大、京大、東工大などの最難関大となるとやや足りないようですがその他旧帝大などの難関大を目指すのであれば十分やる価値のあるものとなっています。

もちろん、上記の最難関大を目指す場合でも、他の参考書(例えば新演習など)と併用することも可能なので、東大、京大を目指す人にもおすすめの一冊となっていますし、例題だけを利用するなどのちょっとした工夫で、地方国公立大を目指す人にも十分有用です。

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有機化学演習の使い方、勉強法のコツ

最後に、有機化学演習の具体的な使い方、勉強法について紹介します。

Amazonには下記のようなレビューがございました。

問題の重量はそれなりにあるので、必要な分野をつまみ食いするのをお勧めします。

二次試験まであと2か月半、内容的にレベルが高く、最後の追い込みに最適の1冊と思います。

中級〜上級者向きの問題集。有機化学をある程度学んだら(ある程度暗記&理解をしたら)やってみるというものだと思います。知識(暗記すべきものなどです)はアッサリとですが、計算や思考問題(構造式の決定など)、難しい計算や考え方についてはそれなりに解説はされています。
東大や京大、東工大などといった最難関校はまた対策が違ってくるかと思いますが、それ以外例えば旧帝大辺りを狙うならこれくらいの問題をやっても良いのではないかと思います。

 

実際のレビューではこの様な声が上がっています。

基礎的な問題集の後に使い始めて、東大、京大、東工大の最難関大を目指すのであれば早い段階で1冊完璧にしてもうワンランク上の問題集をやる。その他難関大を目指すのであれば1冊ほぼ完璧になるまで演習を繰り返す。地方国公立や有名私大を目指すのであれば追い込みとして例題を完璧にし、練習問題をやるかは志望校の過去問を見て決める。

中~上級者向けの参考書であるので完璧を目指すのはそれなりに苦労すると思いますが、最低でも3周はやって問題を読んだときに瞬時に解法が思いつくようになるまで続けることが確実に実力を伸ばすための最善の使い方になるでしょう。