化学重要問題集の難易度!レベルはMARCH?A問題だけで共通テスト8割&偏差値60

長年、多くの受験生に愛用されている数研出版の化学重要問題集。物理重要問題集とあわせ、学校で購入された方も多いのではないでしょうか。

 

化学重要問題集とはどんな参考書?

数研出版の公式サイトでは、次のように紹介されています。

本書は、長年、大学入試のためのバイブルとして、多くの受験生にご利用いただて参りました。化学の受験対策には、必須の問題集です。毎年、一部の問題を最新の入試問題と取り替えていますので、最新の入試傾向に沿って演習することができます。

 

化学重要問題集は全範囲を網羅した、実用的な参考書です。基本的には入試問題を改変せずに掲載しているので誘導から解くことが出来る点が他の参考書と違う点です。

共通テスト対策として使用することを目的とした参考書ではなく、二次試験向けの演習を積むための参考書です。

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化学重要問題の口コミ、レビュー、評判

以下、Amazonのレビューより引用。

偏差値60以上を目指すなら、化学の総仕上げはこれがオススメです。過去の入試問題から学習効果の高い良問が厳選されています。弱点の点検にも本番の練習にも、どちらにも使えます。

問題のレベルも解説のわかりやすさもとても良かったです。

全分野をもれなく十二分に演習でき、本書1冊をしっかり解き切ってマスターできれば入試レベルまで一気に引き上げることができることです。選ばれている問題自体も非常に優秀な選択と感じられます。

 

Amazonの口コミでは、概ね高評価を得ていました。低めの評価をつけた方は、解説のわかりにくさを理由に挙げていました。長年改稿が重ねられ、洗練されていることが人気の理由でしょうか。

 

化学重要問題集の難易度と到達レベル

以下、Amazonのレビューより引用。

リードαやセミナーなどの教科書傍用問題集をこなした上で、より実戦的な演習を行うのに適当なレベルの問題集です。

難易度的には化学があんまり出来ないという人には難しいと思います

 

この一冊でほとんどの国公立大の二次試験まで実力を高めることが出来るでしょう。(駿台模試の偏差値が60程度)

 

東大・京大・東京工業大や難関国公立大医学部を志望する人にとってはこの参考書だけでは不十分だと思います。個人的に思うこととしては、解説が不十分なところがあるので、基礎問題であるA問題が分からない人は教科書を見直しながら使うかレベルを下げた問題集を使いましょう。

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A問題だけでOK?どこまでやるべきなのか

以下、Amazonのレビューより引用。

A問題は比較的地方国立大二次試験向きですが、B問題は難関国立や旧帝等の過去問が勢揃いですので、結構厄介です。

私は自分の志望校に沿った難易度帯の問題だけを抜粋して解いてます。全部できるようになる必要はまあ旧帝や東工大志望でない限り特にないなと思います。

この問題集を必要とするのはB問題だけをやる人です。
A問題だけの人にとっては解説も詳しくなく問題数も少ないのでセミナー化学などを繰り返した方がいいです。

 

旧帝大以上の難関大学を目指す方は、A問題だけでは不十分です。B問題まで解く必要があります。逆に、B問題が必要でない方は、この参考書に手を出すよりセミナー化学や化学標準問題精講に繰り返し取り組んだ方が良いかもしれません。

それを踏まえた上で、この問題集を使う方向けに、使い方の一例を挙げておきます。

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化学重要問題集の志望校別の使い方、勉強法

難関国公立大学・早慶を目指す人の使い方

難関国公立大学・国公立大医学部や早慶などの難関私立大を目指している方は、B問題まですべての問題に取り組みましょう。A問題の内、既に理解している知識問題は飛ばしてもかまいません。このやり方で1周し、間違えた問題をもう一度解けば十分演習出来たと言えるでしょう。化学の新研究や旧帝大の過去問などでレベルを高めていけば良いです。

 

地方国公立やMARCHを目指す人の使い方

地方国公立大学の非医学部やMARCHなどの中堅私立大学を目指している方はまずはA問題を仕上げましょう。B問題に取り組むのはその後です。駿台模試で化学の偏差値が50~60ならば、必ず知識の抜けがあります。覚えていない内容はどこか、頻出する問題の解法は頭に入っているか、一つ一つ確認していきましょう。