化学の新研究のレベル!いつから?意外といらない?改訂版と中身の違いも

受験化学を学ぶための参考書の中で最高峰の一つ、化学の新研究。東大・京大をはじめとする難関大学を目指している方なら、使っている方も多いのではないでしょうか。今回は化学の新研究について述べていこうと思います。

 

化学の新研究とはどんな参考書?

三省堂の公式サイトでは以下のように紹介されています。

難関理系向け「化学」参考書のベストセラー。教科書の一字一句に理論的な解説をつくした、もっとも詳しい参考書。『化学Ⅰ・Ⅱの新研究』の内容を全面的に見直し、大幅な増ページ(48ページ)を行った。論述・二次対策に役立つ「サイエンスボックス」も43テーマ増やし202テーマとした。新課程版。

 

ここに書かれているように化学の新研究は難関理系受験生向けの参考書です。かなりレベルが高いものとなっています。

また、東京大学の発行する東京大学新聞のオススメの参考書(化学)の項目に取り上げられたことがあるそうです。東大生からも熱い支持を得ているようですね。

志望校がMARCHや中堅国公立以下の方にとっては、いらない参考書ともいえるでしょう。

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化学の新研究の口コミ、レビュー、評判

Amazonには下記のようなレビューが投稿されています。

丁寧かつきちんとした知識に基づいた表現がされており、また追加の情報も充実しています。高校生のみならず、化学の道を志す人にとって、知的好奇心を満たす良い参考書だと思います。

教科書に省かれている内容に生徒が疑問を呈することが多くなり、それを優しく教える視点を見つけるために購入しました。普通の参考書には掲載されていない深い内容が盛り込まれ、難関大学受験には必要な受験書と感じます。

基礎固めの段階では辞書的に活用するのが良いと思う。
ある程度実力が付いたら、苦手な項目や強化したい項目を読み込むとよい。
特に化学平衡、酸と塩基、中和反応のあたりは例題が多く実践的なのでオススメ。

 

教科書よりも詳しい本書は辞書として使っている人が多いようです。本書のAmazonでの評価は星4.4/5ととても高いものになっています。ですが、一部の人には星1の評価をつけられています。その理由は旧版から新版になっても無くならない誤字、そして一部の内容に疑義を抱く専門家の方がいらっしゃることが原因のようです。あくまで本書は“高校化学”の参考書であるので、大学以降で学ぶ専門的な理論化学の観点から見ればごまかしたり説明を省略したりしている“間違った”箇所は存在します。そのうちの一部が、断定的に書いている点で反感を生んでいるのだと思います。それをふまえても多くの人に支持され続けてきた本書の評価の高さは間違いないものでしょう。

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化学の新研究の難易度と到達レベル・偏差値

Amazonには下記のような口コミが寄せられています。

国公立理系上位の2次受検で化学を選択するならこの一冊は必須。
辞典的な利用法でも十分に活躍する。

僕は国立医学部を受けたので買いましたが、別にここまでの知識はいらなかったです。

 

言わずもがな最高レベルでしょう。もし仮にすべての内容を習得することが出来たら足りない知識はありません。駿台模試での偏差値70以上、進研模試や共通テスト模試では当然満点がとれ、受験化学で困ることはないでしょう。しかし、いくら難関大学であっても、本書の内容をすべて覚える必要はありません。周りが使っているから、評価が高いから、と言った理由だけで購入するのではなく、他の参考書と比較してから購入することをお勧めします。必要な人以外にとってはいらない物ですね。

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化学の新研究、時期はいつから始める?

Amazonでは下記のように評価されています。

化学の授業が始まる・その時から「化学の新研究」と学校配布の「資料集」を調べる・観る習慣をつければ3年生の頃には自然と深く・広い化学の知識や教養・思考力がつくはずです。※早めの購入を!!

 

本書の内容を繰り返し覚えるまでこなすためには時間が必要です。ですから、早めに購入するという方針は正しいと思います。ただし、化学を一切学んでいない人が本書を使うのは難しいと思うので、他の参考書・教科書を用意して併用するべきでしょう。

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化学の新研究の改訂版の違い

公式の説明文では以下の通り。

現行課程の入試に合わせて記述内容を見直し、さらなる充実を図った。

「サイエンスボックス」を約50項目追加し、化学への興味がさらにわく。

 

旧版や旧版の改稿版よりは、誤字・日本語の不自然さは減っているようです。また、カラーリングなど見やすくなるための変化がありました。内容量はむしろ増え、より充実した参考書となっています。