共通テストを受けない場合どうなる?申し込んだけど受ける意味がない!?

大学入試共通テストは、多くの受験生が受けることになります。

毎年ニュースで話題になるほど注目されていますよね。

一方、「受けても意味ない」「みんな受けるけど受けた方がいいのかな」と思っている私立専願の方もいるでは?

この記事では、共通テストの役割や、受験のメリット・デメリットについてご紹介します。

私立専願で共通テストを受けるか迷っている方は、ぜひご覧ください。

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大学入試における共通テストの役割

大学入試共通テストには2つの役割があります。

1,国公立大学の1次試験

大前提として、国公立大学を受ける場合、必ず共通テストを受けなければなりません。

共通テストがその大学の一次試験という扱いになるからです。

国公立大学志望者は共通テストを受験しないと、二次試験を受けることができないので注意してください。

 

2.私立大学の受験方式の1つ

私立大学の受験ではたいていの場合、複数の受験方式があります。

「共通テスト利用方式」もその1つ。

共通テスト利用方式とは、共通テストの成績によって私立大学の合否が決まる受験方式です。

その中でも、共通テストの結果のみで合否が決まる「単独型」と、共通テストと大学独自の試験の結果を総合して合否が決まる「併用型」の2種類に分かれます。

各大学や学部・学科によって、採用している型や合否の基準などは異なります。

志望大学のホームページや募集要項をしっかり確認しておきましょう!

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私立専願は共通テストを受けないのもあり?

共通テスト利用方式で受験しないのであれば、私立専願で大学入試共通テストを受けないのもありです。

私の周りにも、私立専願で共通テストを受けず、第一志望の大学に合格した知人が何人かいました。

共通テストを受けなかった理由としては、以下が挙げられます。

・定員が少なかった

・最初から一般入試しか受けないと決めていた

・共通テスト利用方式で必要な科目の中に、苦手科目があった

一般入試の対策のみに時間をかけたいのであれば、共通テストを受けないという選択肢も良いと考えます。

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私立大学志望でも共通テストを受ける意味とは(メリット)

・進学できる大学の幅が広がる

共通テスト利用方式を活用すると、一度の試験で複数校を受験できます。

一方、一般入試のみで私立大学を複数受ける場合、1月下旬~2月中旬は試験ラッシュとなります。

試験が続くと心身ともに負担がかかるうえに、第一志望の受験対策をする時間が割かれてしまいますよね。

少ない負担で多くの大学を受験したい場合、共通テストの活用がおすすめです。

 

また、私立専願と決めていても、「やっぱり国公立を目指したい」と心変わりする可能性もゼロではありません。

先ほど述べた通り、国公立大学の場合、共通テストなしで合格するのは不可能です。

国公立大学を受ける可能性が少しでもあるなら、共通テストを受けておくことで、気持ちが変わっても対応できます。

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・安い料金で受験できる

私立大学は受験料が高額です。

そのうえ受験会場が遠方にある場合、交通費もかかります。

一方で、共通テストは私立大学の一般入試と比べて受験料が安く、地元で受験することが可能です。

私立大学に入学したら学費も高いので、受験でお金を節約できるのはありがたいですね。

 

・第一志望合格の可能性が高まる

共通テスト利用方式は、他の試験方式と併用できる場合が多いです。

第一志望の大学を何回も受験することができるので、合格するチャンスが増えますね。

また、一般入試での合格を狙っている場合でも、ぶっつけ本番だと想像以上のプレッシャーで力を発揮できないことも。

共通テストで入試の雰囲気に慣れておくことで、入試本番は良い緊張感で臨むことができそうです。

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私立大学志望で共通テストを受けるデメリット

・受験科目が多くなることも

私立大学の一般入試で必要になるのは、3科目前後です。

私も、私立大学を一般入試で受けた際は、3科目(国語・英語・日本史)しか利用しませんでした。

しかし、共通テスト利用方式では、これより多くの科目が必要なパターンもあります。

同じ大学の同じ学部・学科を受ける場合でも、共通テスト利用方式を使うとより多くの科目の勉強が必要となります。

私立専願で、受験科目を絞って勉強したい方にとっては、共通テストに向けた勉強がむしろデメリットとなってしまいます。

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・競争率が高い

私立大学の共通テスト利用方式は、国公立大学志望者がすべり止めとして利用するケースも多いです。

特にトップレベルの私立大学だと定員も少なく、競争率も激しいので、一般入試よりも試験の難易度が高くなりがちです。

志望大学の過去の受験データと自分の学力を照らし合わせて、慎重に検討しましょう。

 

・出願時期が早い場合も

共通テスト利用方式を受けるには、共通テスト前に出願が必要な大学もあります。

共通テストを利用して複数の大学・学部を併願することを考えると、一般入試のみを受ける場合より、早く志望校を決めなければなりません。

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共通テストを受けないと学校にバレる?

共通テストを受けなくても、運営側から学校に連絡がいくことはありません。

しかし、共通テストを受けない選択をした場合、先生や同級生にはほぼ確実に知られます

主に以下の段階で知られる可能性が高いです。

・進路相談や三者面談

・出願時(学校経由で出願するため)

・共通テスト当日(同じ高校の人と同じ会場になる可能性が高い)

・自己採点(共通テスト後に学校に集まって自己採点する高校もある)

高校や先生によっては、共通テストの受験を勧めてくるかもしれません。

しかし、共通テストを受けていないのを知られても、特に不利益を被ることはないので、安心してください。

 

受験は自分の将来に関わることなので、最終的には自分の意志が一番大事です。

私立専願の方は、共通テストを受ける場合のメリット・デメリットを十分検討して、後悔のない選択をしましょう!