セミナー化学の難易度は共通テストレベル?セミナーだけでどこまでいける?
詳しい解説と幅広い問題の数々。基礎固めを目的とする参考書の中でよく使われているのは、セミナーシリーズでしょう。学校で購入された方も多いのではないでしょうか。今回は、その中のセミナー化学について口コミ・評判を交えながら解説していこうと思います。
セミナー化学とはどんな参考書?
公式サイトでは次のように紹介されています。
「化学基礎」「化学」の両分野にわたって基本事項から発展事項までを完全網羅した整理演習書
「まとめ→プロセス→ドリル→基本例題・問題→発展例題・問題→実践問題→総合問題→論述問題」の段階式構成で,着実な学力の向上を可能にします。近年,入試が難化傾向にある化学平衡や有機化合物の分野を厚くし,確実に解法を習得できるようにしました。
公式サイトでは基礎~入試レベルに対応する、とのグラフがありましたが、世間一般の評価としては基礎固めに使う参考書です。二次試験まで対応可能な数研出版の重要問題集よりは簡単で、セミナー化学はExcel化学と同じぐらいの難易度の参考書です。
セミナー化学の口コミ、レビュー、評判
Amazonには下記のようなレビューが投稿されています。
理系科目で勉強するのに購入しました。Excelの方がいいと思います。Excelを持っていないならこっちでもいいかなって感じ
色々な問題集がありますが、とりあえずこのくらいのレベルができれば何とかなります。上位校対策には別の問題集が必要です。問題集がとても詳しいため、独学に向いています
エクセル化学と比較する方が多く見られました。使用目的が同じであるのでエクセル化学を持っているならセミナー化学は不要で、逆もまた同じでしょう。
しかしAmazonでのセミナー化学の評価は、内容以外のことが原因で低い物となっています。配送状態などはAmazonや業者が原因なので気にすることはないのですが、別冊解答が付属していない状態で売られている物があるようです。また、別冊解答つきのものは3000円以上で売られていますが。公式サイトでは1000円ほどで購入することが出来ます。注意してください。
セミナー化学のレベル・難易度はどれくらい?
Amazonでは下記のような口コミが投稿されています。
「化学基礎」「化学」の両分野にわたって基本事項から発展事項までを完全網羅した整理演習書
各章末に「セルフチェックシート」を設け,学習内容の習熟度を確認できるようにしました。巻末の「論述問題」で表現力や記述力を養成することもできます。巻末に「英文読解を要する問題」を設けました。巻末特集として「思考力・判断力・表現力を要する問題」を設けました。別冊解答編では,問題の解法や留意事項などを丁寧に解説しています。
テーマごとにまとめ→プロセス→ドリル→基本例題→基本問題→発展問題→実践問題を繰り返し、最後に総合問題→論述問題をこなす、と言う構成になっています。
セミナー化学の基本問題だけで共通テスト8割いける?
私は共通テスト8割ならいけると思います。
というのも、共通テストというものは教科書の内容を完璧にしたら共通テスト8割は確実にとれるからです。セミナー化学の良いところは必要な知識が1・2ページのまとめに集約されているところです。
もちろん、教科書だけでも共通テスト8割は達成できますが、セミナー化学があることでより一層達成しやすくなるでしょう。
セミナー化学だけでも発展問題までやり切ると到達レベルは?
Amazonの評価は下記の通り。
上位校対策には別の問題集が必要です。問題集がとても詳しいため、独学に向いています。
化学の授業がない娘が薬学部受験のために購入。独学で勉強して無事に合格しました。勉強の量や質の問題もあるかと思いますがこの参考書で勉強して合格したのでとりあえず評価します
セミナー化学のレベル・難易度の項で述べたように、セミナー化学は基礎固めに使う参考書です。応用問題を解くための力をつけることは出来ますが、演習を積むことは難しいです。到達レベルとしては共通テスト~理系下位私大程度でしょうか。
もし、二次試験を見据えて化学の勉強をするのであれば、レベルを上げた問題集か過去問をセミナー化学に併用した方が良いでしょう。
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