英単語ターゲットのレベル!1200/1400/1900の難易度。音声の使い方も

 英単語帳といえば、と聞かれて真っ先に名前の上がることが多いターゲットシリーズ。1200〜1900のいずれもamazon上で高い評価を有しています。ただ、種類が多い分、自身はどこまで使えばいいのか?がややわかりづらいテキストでもあります。本記事では各ターゲットシリーズのレベルをまとめていきます!

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ターゲット1200のレベル・難易度

Amazonのレビューには、下記のような投稿があります。

セクション1は中学校既習の200語からスタートしているので、復習から入れます。

この一冊(熟語は除く)を7月、8月の夏休みで暗記。毎日1セクション2時間勉強して、その後テストを繰り返しました。セクション3は500語でなかなか苦戦しました。。

9月以降は毎日アプリの四択テストをやり、10月の英検準二級一次に一発合格!英検対策にもなりました。

 

上記のレビュー文章からもわかる通り、ターゲット1200は高校入学直後からすぐに使える、高校レベル英語入門の学習に適しています。ただ、模試等の偏差値にはすぐには反映されづらい部分があります。筆者は高校1年生のときに本書を使い、2年生では1400、3年生で1900を使用していましたが、1200を使っていた期間の偏差値は48〜50程度とほぼ変わらなかったというのが現実です。また、センター試験(現在の共通テスト)やMARCHレベルを攻略するのに必要な英単語まではフォローされていません。この点から、決して万能とは言えないテキストです。とはいえ、本書はあくまで高校学習の導入書です。受験に向けて1200レベルのテキストを理解せずして学習することは非常に難しい部分があるということは理解しておきましょう。

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ターゲット1400のレベル・難易度

Amazonのレビューには、下記のような投稿があります。

中堅私大の受験勉強ならこれが一番だと思います。

ターゲットの友という公式アプリとの併用がおすすめ。

 

ターゲット1400をやることで、共通テストレベルに到達することができるようになります。日東駒専、産近甲龍、もギリギリ戦えるくらいのレベルに到達します。大東亜帝国なら余裕を持って狙えるレベルです。

axivacademyより引用

 

 こちらは、共通テストでの高得点・中堅〜難関私立大学合格を目標とする方に適しているテキストであることが上記レビュー・コメントから分かりますね。特に共通テストは国公立大学志望者はもちろん、私立大学専願の方も共通テスト利用の絡みで利用することが多いため、万人に適したテキストであるとも言えます。

 

ターゲット1900のレベル・難易度

1400から一気に500単語増えたターゲット1900。本書がカバーしているのはどのレベルまででしょうか?

公式の紹介文では、下記のような記載があります。

共通テストから国公立2次試験・難関私大レベルをカバー。

 

公式の紹介文より、国公立大学英語受験者・難関私立大学受験者にとって必須レベルである内容がカバーされているテキストであることが分かります。また、単語数が単純に増えただけでなく、収録単語のレベル・マイナー性も上がっているためこの1冊をマスターすれば上位の国公立大学までカバーできますね。

とにかく1つ目の英単語から1つ1つ丁寧に、抜け漏れが無いように覚えていくことが大切です。雑に覚えるくらいであれば、1つでも完ぺきに覚えるようにしましょう。

 

 ターゲット1900にはCDがついていますが、これは必ず利用すべきです。単語を音声だけで聞くことはそのままリスニング試験時の対応力の向上につながります。英単語暗記の要素である「書く・聞く・発話する」のうち1要素をカバーできるため非常に有益です。筆者は受験生時代、毎日30分は英単語の聞き流しを実践しておりました。国公立大学はそのレベルによらず決して低くない英語力を要求されます。国公立大学以上を志す受験生にとっては必携といえるテキストでしょう。

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共通テストまでであればどこまで必要なのか

共通テストまでであればどこまで活用すればいいのか?は多くの方が気になる部分かと思います。これについては、上記でも少し触れている通り、ターゲット1400までの完成を強く推奨します。1200・1400で掲載されている単語は共通テスト突破においてマストとなる構成となっているためです。逆に、理系の地方国公立大学受験者などで共通テスト突破を高校英語学習の最終目的地とする場合は1900はオーバーワークです。

 

ターゲットシリーズの使い方・注意点とは

 ターゲットシリーズは単語の暗記に特化した構成です。ほかの英単語帳では、文章の中での使われ方、熟語を暗記することに特化したものなどもありますが、ターゲットはとにかく単語をまず覚えてしまおう、といった内容です。そのため、まずは英語・日本語の双方の結びつけを第一に進めていくこととなります。

 ただし、その構成上文章中での使われ方はやや想起しづらく、これ一本で難関大受験に赴くとわかりにくくなってしまう可能性があります。そのため、ターゲットシリーズを使う際はレベル別長文問題集などの長文問題を活用することをマストとすることを推奨します。また、同じシリーズ内のターゲットRもお勧めです。

 

 今回はターゲットシリーズについてまとめていきました。単語を暗記していくうえで最適化されたテキストなので、1度手に取ってみてくださいね!